「台湾旅行に行きたいけど、ビザは必要?」「パスポートの残存期間はどのくらい必要?」など、初めての海外旅行や台湾渡航が久しぶりの方は、気になることがたくさんありますよね。
そこで本記事では、日本人が台湾に入国する際のビザ情報や条件、パスポート残存期間の注意点をわかりやすくまとめました。ぜひ旅行前の確認にお役立てください。
1. 結論:日本人はビザ不要(短期観光の場合)
台湾は、日本人の短期滞在(観光目的)であれば、ビザ不要で入国できます。
通常、最長90日までビザなしで滞在可能です。
- 滞在可能日数:最大90日
- 渡航目的:観光・親族訪問などの非営利目的
観光やちょっとした短期留学、語学研修程度であれば、基本的にはビザなしで訪問できます。
たとえば、1~2週間の旅行はもちろん、1か月の長めの旅でもOKです。
ポイント
- 商用目的や留学・就労などの場合、別途ビザが必要となる場合があります。
- 観光目的であっても、入国時に係官から質問を受けることがありますが、帰りの航空券や滞在先をきちんと用意していれば問題ありません。
2. 気をつけたい入国条件
まとめ
ビザが不要であっても、以下の条件を満たしていないと入国を拒否される場合があります。
必ず事前に準備しておきましょう。
往復または第三国への航空券を所持していること
- 片道切符や未確定の航空券(予約だけ)は認められない場合が多い
有効なパスポートを所持
- 残存期間の目安は後述(3章)
観光目的での滞在日数は最大90日
- 90日以上滞在する場合はビザを取得する必要あり
滞在費を賄える程度の資金があること
- 入国審査時に証明を求められるケースは少ないですが、念のためクレジットカードや預金残高証明を準備する人もいます。
その他
- 過去に不法滞在・犯罪歴がある場合、入国が制限される可能性があります。
3. パスポート残存期間に関する注意点
台湾入国の大前提は、有効なパスポートを持っていることです。
台湾の場合、公式には「パスポートの有効残存期間に特段の制限はない」とされています
ですがが、航空会社によっては“帰国時点で〇か月以上の残存期間”を求めるケースもあります。
3-1. 航空会社独自の規定に注意
- LCC(格安航空会社)などは、独自の規定を設けている場合があります。
- 残存期間がギリギリだとチェックイン時にトラブルになる可能性も。
余裕をもってパスポートを更新しておくと安心です。
「滞在終了日+6か月以上」の残存があると、より安全といえます。
3-2. パスポートは旅行中も肌身離さず携帯
- 現地での身分証として必須
- ホテルのチェックインやSIMカード購入などで提示を求められることもある
4. 長期滞在や就労の場合は別途ビザが必要?
先述のとおり、観光・商用(短期出張)などの目的で90日以内の滞在ならビザ不要です。
ただし、次のようなケースは別途手続きが必要です。
- 長期語学留学:学校によってはビザが必要になる場合がある
- 就労・駐在:雇用契約を伴う仕事であれば就労ビザが必要
- ワーキングホリデー:一定の条件を満たし、ワーホリビザを申請
これらの条件は年々変更されることがあるため、最新情報は在日台湾大使館や台湾移民署の公式サイトをチェックしましょう。
5. 入国審査で準備しておく書類・注意点
5-1. 入国カード
(現在はオンライン化も進行中)
一部の空港では入国カードの提出が廃止されていたり、オンラインで事前入力するシステムが導入されていたりします。
訪問時期・空港によって異なるため、事前に確認を。
基本的に必要な情報:
- 滞在先の住所(ホテル名など)
- 滞在日数・目的
- パスポート情報
5-2. 税関申告書
- 台湾へ20,000台湾ドル以上の現金を持ち込む場合、税関申告が必要になる可能性あり
- タバコ・酒・高額品の持ち込み制限もチェック
5-3. 入国審査の流れ
- 列に並ぶ:日本人は比較的スムーズですが、観光シーズンは混雑することも
- パスポート提示:搭乗券の半券や返りの航空券も合わせて見せる場合あり
- 簡単な質問に答える:旅行目的や滞在先を聞かれることがある
- 指紋スキャン・顔写真撮影:空港によっては生体認証を行う
6. よくある質問(FAQ)
Q1. 航空券は片道だけ買って、帰りは現地で予定を決めても大丈夫?
A. 基本的に往復券または第三国行きのチケットがないと入国を拒否される可能性があります。
片道だけだと「不法滞在するのでは?」と疑われることがあるため、必ず帰国日(または他国へ移動する日)が確定した航空券を用意しましょう。
Q2. 90日以上滞在したいときはどうするの?
A. ビザの延長や新規取得が必要になります。
目的(留学、ワーキングホリデー、就労など)に応じて、在日台湾大使館または台湾移民署の公式情報を確認しましょう。
Q3. 入国審査でトラブルになったらどう対処すればいい?
A. 慌てずにパスポート・滞在先の証明書・帰国便のチケットなどを提示しましょう。
英語・中国語が苦手な方は、旅行会社などに事前に問い合わせてサポートを受けると安心です。
7. まとめ:最新情報をチェックして安心旅行を
- 日本人観光客はビザ不要:最長90日までOK
- 往復チケット&有効パスポート:必須で用意
- パスポート残存期間:ルール上は厳密な制限はないが、航空会社により6か月以上求められるケースも
- 長期滞在・就労等:別途ビザが必要なので注意
- 入国カード・税関申告:渡航時期・空港でルールが変わることあり、最新情報を確認
台湾はビザのハードルが低く、短期旅行なら比較的気軽に行ける観光地です。
とはいえパスポートの残存期間や往復チケットの有無など、基本的なルールを知らないと入国審査でトラブルになる可能性があります。
これから台湾へ行く方は、ぜひ早めにパスポートと航空券を確認し、スムーズに旅の計画を立ててくださいね。
最新の情報や詳細については、必ず公式機関のサイトもチェックしましょう。
安全に、そして思いっきり楽しんできてください!