「ちょっとくらい大丈夫だろう…」そんな油断が命取りになるのがLCC(格安航空会社)の手荷物ルール。
ピーチ(Peach)は国内LCCの中でも、機内持ち込み・預け入れ手荷物ともに重量制限が厳しいことで有名です。
しかも、追加料金は支払うタイミングによって倍以上の差がつくことも。
せっかく航空券が安くても追加料金を食らえばLCCのメリットは吹き飛んでしまう。
この記事では、以下の3ステージに分けて、いつ・いくら追加料金がかかるのかを徹底解説します。
① 予約時・出発24時間前まで
予約地点が最も安いので荷物の重量をしっかり把握しておきたい。
■ 機内持ち込み手荷物
上限:7kg/2個まで(合計)
3辺115cm以内
■ プラス料金オプションはなし
Peachには「+5kg」「+8kg」などの機内持ち込み追加オプションは存在しません。
超過時:預け入れ荷物扱いに変更、追加料金+手数料発生
■ 受託手荷物(事前購入の目安)
料金プランによってキャリーバッグなどは1個無料だけど
2個目からは追加オプションをつけるスタイル。
路線 | 受託手荷物(20kgまで) |
---|---|
国内線(関空 ⇔ 那覇・札幌・福岡など) | 約 ¥1,950〜¥2,500 |
関空 ⇔ ソウル(韓国) | 約 ¥3,000〜¥3,500 |
関空 ⇔ マニラ(フィリピン) | 約 ¥3,500〜¥4,000 |
関空 ⇔ バンコク(タイ) | 約 ¥4,000〜¥5,000 |
関空 ⇔ シンガポール | 約 ¥4,000〜¥5,000 |
関空 ⇔ ホノルル(ハワイ) | 約 ¥5,000〜¥6,000 |
関空 ⇔ バンクーバー(カナダ) | 約 ¥6,000〜¥7,000 |
関空 ⇔ サンフランシスコ(アメリカ) | 約 ¥6,000〜¥7,000 |
関空 ⇔ ロサンゼルス(アメリカ) | 約 ¥6,000〜¥7,000 |
※時期やプラン(シンプルピーチ/バリューピーチ)により変動あり。
② 空港チェックインカウンター
■ 預け入れ荷物(当日空港購入)
予約時と重さが違えば「追加料金」が必要になる。
ネットで予約したときよりも高いのだ。
■ 預け入れ荷物(当日空港購入)
路線 | 当日カウンター価格(20kgまで) |
国内線 | 約 ¥2,900 |
関空 ⇔ ソウル(韓国) | 約 ¥3,500 |
関空 ⇔ マニラ(フィリピン) | 約 ¥4,000 |
関空 ⇔ バンコク(タイ) | 約 ¥4,500 |
関空 ⇔ シンガポール | 約 ¥4,500 |
関空 ⇔ ホノルル(ハワイ) | 約 ¥5,500 |
関空 ⇔ バンクーバー(カナダ) | 約 ¥6,500 |
関空 ⇔ サンフランシスコ(アメリカ) | 約 ¥6,500 |
関空 ⇔ ロサンゼルス(アメリカ) | 約 ¥6,500 |
5kgごとに超過料金 ¥1,500〜¥2,000
(路線により異なる)
さらに事務手数料を1,080円取られる
🧳 費用内訳イメージ
追加内容 | 金額(例) |
受託手荷物料金(国内・1個) | ¥2,900(例) |
+ 予約手数料 | ¥1,080 |
合計 | ¥3,980(概算) |
※国際線の場合は地域・路線により、受託手荷物料金差あり。
支払いはクレジットカードまたは一部電子マネー対応
③ 搭乗ゲートでの発覚(最終チェックポイント)
搭乗ゲートに来る頃には機内持ち込み荷物だけになっている。
空港カウンターではリュックやカバンなど機内持ち込み荷物は重さを計ったりしないので気にせずここまで来てしまうだろう。
搭乗ゲートでは
航空会社スタッフが機内持ち込み手荷物を全員チェック
(特にピーチやジップエアー)
ゲートでの追加料金は罰金的な意味合いがあり高額だ。
■ 機内持ち込みが重量オーバーだったら?
荷物は「2個まで合計7kg」これを超えるとその場で預け入れ荷物扱いになる。
当日追加料金+手数料(1,000円前後)が発生
選択肢は
- 荷物の重量を減らすため何か捨ててしまう。
- 諦めて料金を払い機内に手ぶらで乗り込む。
搭乗ゲートでの追加料金(20kgまで)
路線 | 追加料金(20kgまで) |
国内線 | 約 ¥4,500 |
関空 ⇔ ソウル(韓国) | 約 ¥5,000 |
関空 ⇔ マニラ(フィリピン) | 約 ¥5,000 |
関空 ⇔ バンコク(タイ) | 約 ¥5,500 |
関空 ⇔ シンガポール | 約 ¥5,500 |
関空 ⇔ ホノルル(ハワイ) | 約 ¥6,000 |
関空 ⇔ バンクーバー(カナダ) | 約 ¥6,500 |
関空 ⇔ サンフランシスコ(アメリカ) | 約 ¥6,500 |
関空 ⇔ ロサンゼルス(アメリカ) | 約 ¥6,500 |
事務手数料として1,080円がさらに上乗せされる
支払いはクレジットカードのみ対応のケースが多い
✅ どうして重量オーバーするのか?
ちょっとくらい大丈夫じゃね?
LCCの重量検査は厳しめなのであらかじめ重量の把握はしよう。
クリアできなかった時、無駄な費用を払うことになる。
パソコン・モバイル機器の入れすぎ
ノートPCやタブレット2台などで一気に7kg超え
電子機器は重いから注意だ。
免税店や売店での買い物
空港内のお店だし袋が別だからOKと勘違い → 実は合算対象
機内持ち込み荷物は2個まで!
✅ 対策は?
- 手荷物の総重量を常に把握する(ラゲージスケール使用)
- 買い物は慎重に(免税店でも油断せず)
- お土産はあらかじめスーツケースへ(預けておく)
- 出発24時間前までに必要な重量枠をウェブ予約で追加
- 友人・家族のカバンに移動させる
ピーチ航空では、事前予約が最も安く、当日やゲートでの追加は割高になります。
出発前の準備がそのまま節約につながるため、荷物の重さには細心の注意を払うようにしましょう。