スマホやタブレット、モバイルバッテリーなど私たちは持って行きたいものがたくさんあります。
しかし、充電器だけは絶対忘れてはいけない存在です。
スマホなどの電子機器は充電にそれほど大きな電力は必要ないので、複数の機器を充電するのもコンセントひとつで十分です。
そうすると持ち運びしやすくて便利な充電器って思ったら、3口くらいがベストじゃないかなと僕は思います。
旅行に最適な充電器の条件
最適な条件
- 小さくて軽い
- 安全性
- ポート数
やはり持ち運ぶ用途に使う充電器はこんな条件で選びたい。
旅行の荷物は軽いほど良い。小さいほうがスペースも確保できる。
発熱して焦げるとか、充電できなくなるというのは困る。
あんまり安物は良くない。
充電口がある程度ないと不便だけど、多すぎると本体が大きくなる。
充電速度
旅行の際は時間は限られているし、スマホなんかもいつもより思いっきり使うので電池も良く減る。
充電速度は速い方がいい。
USB充電器は口数が多ければ良いわけじゃなく、本体の性能によって充電速度がかなり異なります。
上記の条件を満たしつつ、早く充電できるものを選びたい。
速さはどこに書いてある?
最近は充電できる速さはポート(いわゆるUSBを差し込む口)ごとに異なっていることが多い。
W(ワット)かアンペア(A)で裏面に小さく表記されています。
電力(W)=電圧(V)× 電流(A)
電圧(V)はUSB規格で5Vと固定になっているので、ポート(充電する口)の性能を見る場合、
充電速度は何Aかを見ればわかります。
ワット数で書いてある場合には割り算で算出できます。
最大出力が大事
充電器を選ぶ時の例として紹介。
これはAmazonチョイスになっており、800円くらいで買える3口で人気です。
合計出力 (3ポート合計) | 3.1A |
単一USBポート 最大出力 | 2.4A |
この充電器は1ポートの最大出力は2.4Aなので、結構早く充電ができます。
実際には遅い?
説明には
「3つUSBポート合計出力:3.1A」と書いてあります。
3口とも同時に使うと1Aになってしまうということです。
ちなみにiPhoneの純正充電器は1Aです。
体感としてはとっても遅いです。
2つポートを使うと、最大出力の 3.1A の半分ずつになるので
3.1A=1.5A+1.5A
ポイント
速度を求めないなら、一度に何個も同時に充電できるし、小さく安い。
十分に便利な商品です。
旅行にピッタリなのは「3ポート」
充電器はポートがたくさんある方が便利なのですが、増やすほど大きく重くなっていきます。
僕は3口の充電器がベストバランスだと思います。
その理由はコチラ。
プラグアダプターとの相性
海外旅行に行くとコンセントの形状が異なる場合があります。
そういった場合、プラグアダプターが必要となります。
海外のコンセントはユルユルであることが多いので、大きすぎる充電器は自重で抜けてしまう可能性がある。
最大でも4口程度でないと使えない可能性がでてくる。
壊れる可能性
5、6個同時に充電できる大型の充電器は便利ですが、こういったものを持っていると充電器をこれしか持って行かない可能性があります。
その場合、唯一の充電器が壊れると全く充電できないことになります。
他にも紛失したり、ホテルに忘れてきてしまったりといった可能性がある。
また、充電器類は不思議なことにどんなメーカーでもある一定数、不良品や粗悪品、使えなくなるポートがあるなどといったトラブルが裂けられない。
不思議なことに旅行の時に限って突然壊れて使えなったりするものです。
充電は非常に大切なので、予備を用意しておきたい。
だから大きすぎないサイズの3口ならば、2個持って行くことも苦痛にはならない。
従来型
いわゆる私たちが普通のヤツと呼ぶもの。
これといって急速に充電してくれるわけじゃないが、決して遅くないし難しいことは考えなくていい。
価格も安い。
3口とも使うと充電速度が遅くなるものもあるので、選び方が大切。
安すぎると粗悪品が多いので注意したい。
サンワダイレクト USB充電器
サイズ | 67×28×55mm |
重さ | 98g |
充電 | USB-A×3 |
最大合計出力 | 24W(4.8A) |
1ポートは最大2.4Aなので十分に充電は速い。
2つまでは変わらないけど、3つ同時に使うとちょっと遅くなる。
プラグも畳めて98g程度なので持ち運びも問題ない。
若干本体が長いので、海外などでアダプターを使うとプラグに刺した時に自重で抜け落ちないか気にはなる。
可もなく不可もなくが特徴で普通ではあるが、特別な装置がないシンプルな設計は壊れにくいまともな充電器です。
高速充電規格
スマホなどに充電が速くできる規格が採用されている場合、充電器もそれに対応している必要があります。
QC:クイックチャージ
クアルコム社が開発した急速充電の規格です。
従来の約4倍くらいの速さで充電できるそうです。
USB PD:パワーデリバリー
高速充電の規格で大容量の電気を流すことができる。
ノートパソコンなどの充電はACアダプター付きだったりするが、パワーデリバリーで充電できる充電器も存在している。
特徴として両方の口がUSB-Cのタイプのケーブルでないと使えない。
条件が存在する
- 対応したケーブル
- 対応した充電器
- 対応したスマホやモバイルバッテリー
いろいろな製品が対応するようになったので、利用するとめちゃくちゃ充電が速いです。
しかし、どちらも残念ながら条件を満たす必要があります。
3つともそれぞれに対応の製品でないと使えません。
QC対応のスマホやモバイルバッテリーが対応していると本体への充電はかなり速くできる。
(株)CIO 3口充電器【Q301】
サイズ | 45×54×26mm |
重さ | 80g |
充電 | USB-A:3A QC対応 USB-A×2:2.4A |
合計最大出力 | 30W |
プラグも収納型でしっかりしていて安かった。
使ってみると発熱も特に問題ない。
クイックチャージも1口使える仕様だ。
めちゃくちゃ充電性能がいいわけじゃないが、小さくて軽いのが魅力と言える。
エレコム EC-AC07WF
サイズ | 59×83×17mm |
重さ | 95g |
充電 | USB-A×2(最大12w) USB-C×1(最大30W) |
合計最大出力 | 42W |
薄型で3口の充電器でコンパクトなので持ち運びにとても便利!
USB-Cはパワーデリバリー対応で最大30W
AとCのポート2つなら速度低下はない。
USB-A:1ポート2.4A(合計最大2.4A)
USB-Aは2つ同時に使うと出力は半分になってしまうので充電は速くない。
一度に急速充電を求めなければ十分に優秀じゃないでしょうか。
パワーデリバリー対応型
新しい規格であるパワーデリバリーは大容量の電気を流すことが可能だ!
そのため充電速度はかなり早いので、これからはコチラがメインとなっていくのだろう。
使えるケーブルは両方の頭が「USB-C」である必要がある。
小さいのでかさばりにくい。
持ち物がUSB-Cが多いならこれらも便利になってくる。
Anker PowerPort III 3-Port 65W Elit
サイズ | 約74 × 72 × 28mm |
重さ | 約170g |
充電 | USB-Cポート(最大45W) USB-Cポート(最大20W) USB-Aポート 12W:2.4A |
合計最大出力 | 65W (2つのUSB-Cポートで同時充電時) |
パワーデリバリー対応で窒化ガリウム採用で発熱しにくいし、プラグも折り畳み式なので旅行にも最適。
3つ同時に充電すると出力は分散されるので、45W対応USB-Cポートの最大出力は30Wになってしまう。
30+20+12=62W
CとAの2つだと合計最大出力は57W。
本体が少し重たいのが気になる。
コチラはUSB-A×2タイプ
USB充電器 RH-PD65W
サイズ | 60×60×29mm |
重さ | 134.4g |
充電 | USB-C(最大65W) USB-C(最大30W) USB-A(最大30W) |
最大出力 | 65W |
Anker PowerPort IIIと似た感じですが、内部コンデンサーは日本製。
自動的にそれぞれのポートに最適な出力を調整してくれる。
コチラの方が小さいくて軽い。
そのうえ2年間のメーカー保証が付いている。
USB充電器 USB-C×2 & USB A 3ポート【Aisea】
サイズ | 56×50×30mm |
重さ | 111g |
充電口 | USB-C ×2 PD対応 USB-A ×1 QC対応 |
合計最大出力 | 65W |
急速充電ができるUSB-C のPD対応が2口あるためとても充電速度が速い。
USB-Aの方もQC対応しているので使い勝手はいいんじゃないでしょうか?
新素材GaN (窒化ガリウム)採用で充電時に発熱しにくい、コンパクトサイズで軽く、プラグも折り畳み式なので持びに便利。
(株)CIO 3ポート充電器【CIO-G65W2C1A】
サイズ | 66×41×30mm |
重さ | 110g |
充電口 | USB-C ×2 PD対応 USB-A ×1 QC対応 |
合計最大出力 | 65W |
Aiseaとよく似ているがさらに小さくなっている。
まとめ
充電器は必ず持って行くと思うけど、なくしたり壊したりを考えると2個持って行く方がいいぞ。
だからこそ小さくて軽いタイプがおすすめ。
長期の旅行ならなおさらだ。