LCCの中でも人気の高いジェットスター。安さが魅力ですが、「どの運賃タイプを選べばいいの?」と迷う人も多いはず。
そこで本記事では、最新の運賃プランの違いと、それぞれの特徴を徹底比較。
分かりやすいように東京→バンコク便の実際の価格を例にしながら、自分に合ったプラン選びができるよう解説します。
各プランを詳しくチェック!
【東京→バンコク便で比較】
※2025年6月時点・ジェットスター公式サイト調査
Starter(スターター)
片道価格例:約20,000円〜
項目 | 内容 |
---|---|
機内持ち込み手荷物 | 7kgまで 手荷物1個 + 身の回り品1個 |
受託手荷物 | 有料オプション |
座席指定 | 有料オプション |
食事・飲み物 | 有料オプション |
払い戻し | 不可 |
当日の フライト変更 | 有料 |
オプションなしの基本運賃だけ
すべてのオプションは有料で追加する形。
安いのでバスに乗る感覚で利用したいプラン。
可能な限り旅費を抑えたい旅行者に最適。
Starter Plus
(スタータープラス)
片道価格例:約26,000円〜
項目 | 内容 |
機内持ち込み手荷物 | 7kgまで |
受託手荷物 | 20kgまで無料 |
座席指定 | スタンダードシート 無料 |
食事・飲み物 | 国際線では提供あり |
払い戻し | 不可 |
当日の フライト変更 | 有料 |
このプランの大きな特徴は、受託手荷物が20kgまで無料である点。
(ただし、ジェットスター・ジャパン国内線は10kgまで無料)
スタンダードシートの座席指定が条件付きで無料
国際線では食事と飲み物が提供される
国内線では500円分の機内バウチャーが含まれます 。
Starter Plus運賃は払い戻しには対応していません 。
キャンセルするとお金は帰ってこない
日付や時間の変更は有料だ。
Starter Flex
(スターターフレックス)
片道価格例:約24,000円〜
項目 | 内容 |
機内持ち込み手荷物 | 7kgまで |
受託手荷物 | 有料オプション |
座席指定 | スタンダード または アップフロントシート 無料 |
食事・飲み物 | 一部提供あり |
払い戻し | フライトバウチャーで対応 |
当日の フライト変更 | 同日・同路線で無料 (差額発生あり) |
払い戻しやフライト変更に対して比較的柔軟な対応が可能な点が特徴です 。
出発当日のフライト変更は、同日・同路線であれば無料で可能ですが、運賃差額が発生する場合があります 。
座席指定は、スタンダードシートまたはアップフロントシートが条件付きで無料
受託手荷物は有料オプションとなり、別途追加購入が必要です 。
キャリーバッグがあるならオプションで追加だ。
Starter Flex Plus
(スターターフレックスプラス)
片道価格例:約30,000円〜
項目 | 内容 |
機内持ち込み 手荷物 | 7kgまで |
受託手荷物 | 20kgまで無料 |
座席指定 | すべての座席タイプ 無料 |
食事・飲み物 | 国際線では提供あり |
払い戻し | フライトバウチャーで対応 |
当日の フライト変更 | 同日・同路線で無料 (差額発生あり) |
「Starter Plus」と「Starter Flex」の利点を組み合わせた、サービスが充実したプランです 。
受託手荷物は20kgまで無料となり 、全ての座席タイプが指定可能です 。
出発当日のフライト変更は、同日・同路線であれば無料で可能ですが、運賃差額が発生する場合があります 。
フライトバウチャーでの払い戻しにも対応しており 、国際線では食事と飲み物が提供されます。
Business(ビジネス)
片道価格例:約42,000円〜
項目 | 内容 |
機内持ち込み 手荷物 | 14kgまで (1個あたり10kg以下) |
受託手荷物 | 30kgまで無料 |
座席指定 | 革張りシート |
食事・飲み物 | 提供あり |
払い戻し | 不可 |
当日の フライト変更 | 無料 (差額発生あり) |
荷物もたっぷりと持って行けるし、ゆったりとした革張りシートの座席指定
食事や飲み物、機内エンターテイメントも提供されます。
まさにビジネス向け
フライトの日時変更は無料ですが、運賃差額が発生する場合がある
ただし、払い戻しには対応していないので注意
Business Max
(ビジネスマックス)
片道価格例:約48,000円〜
項目 | 内容 |
機内持ち込み 手荷物 | 14kgまで (1個あたり10kg以下) |
受託手荷物 | 30kgまで無料 |
座席指定 | 革張りシート |
食事・飲み物 | 提供あり |
払い戻し | 手数料で 現金返金可能 |
当日の フライト変更 | 無料 (差額発生あり) |
その他特典 | 空港ラウンジ 優先搭乗 |
このプランは、手数料を支払うことで現金での払い戻しに対応する唯一の運賃タイプ
さらに、空港ラウンジ利用や優先搭乗サービスも付いてくる 。
LCCとしてはかなり高い運賃だ。
【価格の注意点】
ここで紹介しているのは**閑散期(5月や10月など)**の価格例です。
お盆・年末年始・春休みなどは
+5,000〜15,000円ほど上昇することもあるので、時期に注意して比較しましょう。
注意:表示運賃に含まれない費用もある
チケット検索時の価格はあくまで「運賃のみ」。
以下の追加費用にも注意が必要です。
- 空港使用料
(例:成田空港の場合 3,010円など) - 燃油サーチャージ
(為替や原油価格で変動) - 支払手数料
(クレカ払いなど)
これらを合算すると、実際の支払額は数千円〜1万円以上増加することもあります。
こういった費用の分も考慮してLCCという選択がお得かどうかを考える必要がある。
まとめ
荷物・変更の有無で選ぶのがコツ!
✅ 預け荷物がない or 7kg以内
→ Starter
✅ 預け荷物がある(20kg前後)
→ Starter Plus
✅ 日程変更の可能性がある
→ Starter Flex / Flex Plus
✅ ラウンジや快適性を重視
→ Business Max
「安さだけで選んだら、結局あとから高くなった…」という失敗を防ぐためにも、自分に合ったプランを選びましょう!
実際にあった!プラン選びの失敗例
パターン1
Starterで予約して「受託荷物が有料」なことを忘れていた…
チェックイン時に+8,000円かかって結局高くついた、という声も。
予約時は荷物の重さと種類を事前に確認しておきましょう!
Starter運賃は最も安価に見えますが、手荷物が多い場合は追加料金が発生し、結果的にStarter Plusよりも総費用が高くなる可能性があります 。
特にLCCの利用に慣れていない旅行者は、この「見かけの安さ」と「実質の費用・サービス」のギャップに注意が必要です。
各運賃タイプは、単に価格が異なるだけでなく
- 手荷物許容量
- 座席指定の自由度
- 変更・払い戻しの柔軟性
- 機内サービス
といった旅行体験の質に直接影響を与えます 。
自分の旅行スタイル(荷物の量、変更の可能性、求める快適性)を事前に明確にしよう。
見合った運賃タイプを選択することで、最も賢く旅費を抑え、かつ快適なフライトを実現できるでしょう。