病気対策

海外旅行で病気にならないように!ハメを外す前の予備知識?

海外旅行は非日常を楽しむといっても良いでしょう。

日本とは違う様々な環境でどうしてもハメを外しがちです。

ちょっとお楽しみな場所に行ったり、恋をしてしまったりといろいろあるものです。

 

旅行や留学に行く人は予備知識としていろいろ知っておいてもいいんじゃないかな?

 

HIVとはなんだ?

Human Immunodeficiency Virus:ヒト免疫不全ウイルス

この頭文字からHIVと呼ばれています。

 

感染する部分

人間の体はさまざまな細菌やウイルスなどの外敵から体を守る機能、免疫が備わっています。

このウイルスは

  • Tリンパ球
  • マクロファージ

これらの免疫機能として大切な細胞に感染するウイルスです。

 

感染されると

HIVは免疫として働いている細胞をターゲットにするウイルスなんだ。

そのため、Tリンパ球やマクロファージが感染されて破壊されることでどんどん数が減っていきます。

 

免疫機能が働かなくなることで、さまざまな細菌やウイルスに対抗できず病気になってしまうのです。

 

HIV自体はウイルスの名前で、その影響によっておこる病状が、

「エイズ」
後天性免疫不全症候群

という病気になります。

 

HIVの感染ルート

感染の可能性は主に

  • 粘膜(腸管、膣、口腔内など)
  • 皮膚のキズ(ただし血管に到達するようなもの)

これらから直接侵入していきます。

そのため

唾液や涙、尿などから感染することはありません。

そうだったのか!
もっと感染しやすいかと思いました。

 

3つの感染経路

  1. 血液
  2. 母子
  3. 性的

 

 

血液感染

注射器などの使い回しなどによって血液感染が起こります。

ドラッグなどを使用し、回し打ちなんかするとかなり危険です。

容易にリスクが想像できると思います。

 

こんなところから感染?

これらの要因の方が注射器よりも可能性があるでしょう。

タトゥーも注意

タトゥーを入れる際の針を使い回しており、その殺菌が十分でないときなど感染する可能性があります。

 

意外にもピアス

  • ピアスの貸し借り
  • ピアスの穴をあけるピアスター

これらによって血液から感染する可能性があります。

 

母子感染

母子感染は母親から感染するものです。

  • 母乳から乳児への感染
  • 妊娠中の胎盤感染
  • 出産時の産道感染

出産の際の出血などによって感染しますが、適切な母子感染予防対策で0.5%未満の確率にまで下げることができます。

 

性的感染

性交渉によるもので、精液や膣分泌液による感染。

 

他の二つは僕達が予防したり、気をつけることは難しいです。

そのため、僕たちがもっとも注意すべきは性的感染でしょう。

 

 

性的な感染の仕方

性行為を行うことで感染する場合が最も多いのですが、どのように感染するか?

HIVに感染している人との性行為によってうつります。

 

HIVは精液や膣分泌液に含まれていますが、健康な皮膚に体液が付着したぐらいでは感染しません。

粘膜や傷口と接触することで、感染につながります。

 

具体的にはどの部分が危険?

  1. 女性は膣粘膜
  2. 男性は亀頭部分の細かい傷
  3. 腸管粘膜

1と2はセックスによって感染することが容易に理解できます。

 

3.腸管粘膜について

男性のおしり

これはいわゆる肛門に入れちゃう行為です。

男性同士の性交渉の際におしりに入れちゃったり、女性との性交渉ときにも入れる人がいます。

 

精液中のHIVが腸管粘膜から侵入するのです。

腸管は膣などと違って、粘膜が何層にもなっていません。

摩擦などに対応する器官ではないので、傷つきやすく感染しやすいのです。

 

また、逆に腸管から感染する場合もあります。

注意ポイント

舐めるのも注意!

口の中も粘膜なので、性器や肛門を舐めるという行為は感染のリスクがあります。

 

感染率があがる場合

他の性感染症にかかっていた場合、HIVの感染率が数倍に跳ね上がるのでと言われています。

これは性感染症によってすでに、粘膜に傷や炎症があるため侵入されやすい状態であるからです。

 

 

感染するとどうなる?

名前ばかりが先行して、実際どのような症状が起こるのか?

あまり知らないのではないでしょうか?

HIVに感染=エイズ

ではありません。感染した場合、段階を踏んでいきます。

 

感染初期

HIVは潜伏期間が数日存在します。

そのあと、2~6週間のうちに劇的に増殖します。

 

下記のようなインフルエンザを思わせる症状が見られます。

  • 発熱
  • 筋肉痛
  • のどの痛み
  • 下痢
  • だるさ

そのあと数日から数週間でおさまっていきます。

しかし、治ったわけではありません。

 

無症候性キャリア期

感染初期の症状が過ぎ去ってから、何の症状も出ない時期が続きます。

数年から10年と言われています。

しかし、個人差があり15年たっても症状が出ない人、2年くらいでエイズになってしまう人などさまざまです。

 

このように無症状のため、本人は病的な症状が現れないにもかかわらず、保菌した状態なので気が付かないうちに他の人に感染させている場合もあります。

 

水面下では増殖が続いている

しかし、HIVの増殖は続いていて、毎日100億個くらい増殖しています。

もちろん毎日免疫細胞を侵し続けているわけです。

そのため、免疫細胞であるTリンパ球は平均2.2日で死んで数を減らしています。

少しずつ確実に私たちの免疫は減り続けていくのです。

 

エイズ発症

減り続けた免疫細胞の影響は、ついに顕著に表れるようになります。

健康な状態の人なら感染しないような病原菌の影響も受けるようになります。

どこにでも浮いているカビや細菌などにも対抗することができない状態です。

 

エイズと呼べるのは

このように免疫が低下した状態で、指標疾患と呼ばれる23種類の合併症のいずれかを発症した状態をエイズと呼びます。

逆に23種以外はエイズと言わない。

 

 

3割が発症してから気づく

免疫が低下したため体調が悪くなったり、病気になって病院へ行ったり入院した際の検査で自分がHIVに感染していると知ることになる人も多くいます。

このようにエイズ発症になってから気づく人が3割。

感染に気付かず本人に悪気はありませんが、他の人を感染させる可能性のある人が思ったよりも多くいるということでもあります。

 

治療しよう

発症してからなーんにもしないで放置すると2~3年で死亡しますが、普通は治療を行うはずです。

エイズを発症してからの治療は可能ですが、無症候性の時から治療を始めるのとでは、比べると明らかに劣るようです。

 

 

正しい予防の知識

感染の約8割は性交渉によるものです。

HIVの感染予防にはコンドームが効果的です。

粘膜からの感染を物理的に防ぐことが可能です。

 

正しい使用が大切です

性交渉の途中からではなく最初から使用しましょう。

また、精液、膣分泌液、血液には感染リスクがあります。
口の粘膜からの感染も考えられます。

そのためオーラルセックス(口腔性交)の場合にも必ず使用するようにしましょう。

 

こんな行為でHIVはうつりません

  • 唾液
  • 尿

これらに含まれるウイルスは非常に微量なので感染することはありません。

そのため日常でのこんな行為では感染しない。

 

正しい知識で差別や偏見をなくしましょう。

 

ふれる行為

  • 手を握ったり、握手してもうつらない
  • 軽くキスしても大丈夫
  • ハグしてもうつらない

 

モノを介して

同じものを触れても大丈夫

  • 排泄物や便座などに触れても大丈夫
  • つり革や手すりからうつらない
  • お風呂やプールなど水を介してうつったりしない

 

唾液も問題ない

  • ジュースを回し飲みしてもうつらない
  • 同じ食器を使ってもうつらない
  • ペットからうつったりしない

 

空気感染しない

  • 咳やくしゃみなどでうつることはない
  • 社内や学校にいてもうつらない

 

気をつけるべきこと

HIVは傷口や粘膜から感染します。

感染した血液と傷口や粘膜が触れると感染の可能性があります。

  • カミソリ
  • 歯ブラシ
  • ブラシ
  • タオル
  • ピアス

など血液が付着するような場合には注意が必要です。

日用品の共有はしないようにしましょう

 

早期発見が大切

HIVに感染した場合、早期に治療を始めることが大切です。

現時点でHIVに対する特効薬は見つかっていません

そのためワクチンもありません

 

進行する

感染してから徐々に、免疫細胞は数を減らしています。

気が付かずに進行すれば、様々な重い病にはる可能性が高くなるのです。

 

感染させるリスク

自分の感染を知ることで他の人に感染させてしまうリスクもなくすことができます。

現在では抗HIV薬を飲むことで、免疫力を回復させて感染前と同じ生活レベルを保つことが可能です。

 

相談できるよ

HIVにはサポートグループや電話相談を行っている機関が存在します。

気になったら相談してみましょう。

 

HIV検査は全国のほとんどの保健所や自治体の特設検査施設などで無料で受けられます。

病院でも有料で検査を受けることが可能です。

 

 

自宅で検査できる

HIVの感染の可能性を悩む人の多くが直接、検査機関へ行くことに抵抗があるでしょう。

大丈夫です!

最近は自宅で検査できるキットが売られています。

通販のように取り寄せて血液を採取し、返送することによってHIVへの感染を知ることができます。

こういった流れ

  1. ネットで検査キットを購入する
  2. 自宅で血液をキットに垂らす
  3. 送り返す
  4. ホームページ上で結果がわかる

簡単ですね。

血液は小さな針がついた器具が送られてくるので、指先に刺して検査用紙に血液を落とす。

どのメーカーも同じような方法ですね。

 

3カ月後しかわからない

ただし、感染したときから3カ月以上経過していないと使えません。

体内でHIVへの抗体が増えているかどうかで判定するため、抗体が作られるまで待つ必要があるからです。

これについては病院も保健所も同じです。

 

郵送で簡単!検査機関

 

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質問にボタンを押して答えるだけで、自分に合った検査キットを選ぶことができる。

結果はウェブ上で確認することができる。

 

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