イタリア

イタリアのスーパーでチーズコーナーを見てみよう!

イタリアはチーズ大国なのでものすごい種類のチーズが存在します。

スーパーを使えばたくさんの種類のチーズを低価格であれもこれも食べることができるんじゃないでしょうか?

左はヨーグルトですが右側すべてがチーズ!さすがです。

 

日本人はチーズの知識は乏しい

チーズの種類について私たちは違いがさっぱりわかりません。

食料品売り場の写真を見てあらかじめどんなものが売られているのか?

 

また、「そのチーズは高いの?」を知っておいてもいいんじゃないでしょうか。

価格を見れば普段食べているチーズも見えてくるはずです。

 

 

粉チーズ

日本人にとって粉チーズと言ったらパルメザンチーズと言うくらいしか理解していませんが、意外といろいろあるんですよね。

日本で良く買うパルメザンチーズは・・・

イタリアの高品質なパルミジャーノレッジャーノ風に作られたアメリカのチーズで、製法や熟成期間の縛りがない名もなきチーズを粉にした安く作られたチーズ。

 

むしろパルメザンは本来食べてほしいであろう粉チーズとはまったく違う。

 

Parmigiano Reggiano
パルミジャーノ・レッジャーノ

イタリアチーズの王様と呼ばれるくらい人気のあるチーズで、粉チーズっていえばコレ。

パルミジャーノは1年以上熟成させるチーズ。

旨みが強くてコクもあり、ナッツのような香りで適度な塩味があるすごく硬いチーズ。

削って粉にしたり、おろし金で粗く削ってみたりとお料理との相性が良くて使うと一気に美味しくなってしまう。

 

お値段は若干高いのだが日本人からすれば、スーパーで買うパルメザンチーズと変わらぬお値段。

しかし、味わいは比べ物にならない。

 

Grana Padano(グラナパダーノ)

イタリアのご家庭の粉チーズと言えばコレ!などと言われるが、棚にはパルミジャーノばかりどっさりとおいてあるようだ。

値段がそれほど変わるわけじゃないので、大人ばかりの家庭ならパルミジャーノにしてしまうだろう。

 

グラナパダーノはパルミジャーノよりも安いから、ご家庭でダバっと使っても気にならない。

子供がいるならこっちがいいかもしれない。

 

パルミジャーノとは製法もことなる

朝と夕方に絞った牛乳をしばらく5~7時間程度休ませておいて、脂肪分が分離したところで作るのが特徴で、そのあと様々な工程により水分を抜いていきます。

出荷するには最低9カ月熟成させる必要がある硬質チーズになります。

 

熟成させる時間が長くなるほど味や風味が変わるので、この味!って固定されないのがチーズの特徴です。

 

味わい

味は塩気は控えめで甘みやミルクの風味を感じられて、優しい味・・あっさりともいえる。

料理の味を壊さない使いやすいチーズなので、パスタやサラダなどあらゆるものにかけて食べちゃいますね。

オリーブオイルと控えめなこのチーズは相性が良いので、トマトにかけたりすると際立ちますね。

 

Pecorino(ペコリーノ)

羊のミルクを原料としたチーズで甘みとコクが感じられるけど、ちょっと塩気が強いチーズ。

でも羊のミルクなので価格が安いから遠慮しないで使える。

 

僕は日本人のせいか塩気とコクがあるペコリーノは美味しいと感じてしまう。

もちろんパルミジャーノの方が美味しいが、料理には相性というものがあるのでその時々でチーズを変えるのがイタリアだろう。

 

塊チーズ

パルミジャーノレッジャーノは元は30㎏ほどの円形の状態で熟成させてあるので、それをカットした物も売られています。

真ん中の一番大きいものが18.9ユーロなので、ブロック単位の方がおそらく安いでしょう。

それなりに高いですが、削りたては香りが違うためご家庭でもチーズ削り器で食べる前におろしてたべます。

 

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こういったものを家庭ではよく見ました。

 

フィラデルフィアがいっぱい

アメリカ生まれのブランド名フィラデルフィアですが、世界中で簡単に見つけることができる有名なクリームチーズです。

もちろん日本のチーズ売り場でもほぼ見ることができると思います。

少し違うのはやはりイタリアの方が種類が多いところでしょう。

見たことないモノがたくさんあります。

 

オリジナル

フィラデルフィアと言えばこのクリーミーなチーズです。

日本では200gで480円くらいです。

イタリアでは1.89ユーロなので、250gなのに250円程度でしょうか

 

デカいわりに値段がとても安い。

これならお菓子作りの際も気にせずガンガン使えちゃう。

パンにも塗れるからマーガリンという存在はいらない。

 

低脂肪タイプ

ライトは脂肪分がオリジナルよりも40%オフ!らしい。

驚きはその隣のギリシャヨーグルトミックスである。

クリーミーな味わいながらカロリーがライトより低く、タンパク質は少し増えている。

ベジタリアンに向いているという宣伝文句なのだ。

値段も変わらないし、味がやはり気になる。

 

味付けクリームチーズ

少なくとも僕は気にしたことがなかったのか、こんなの知らなかった。

  • スモークサーモン練りこみチーズ
  • ハーブ入りのクリームチーズ

クラッカーやバゲットに乗せたり、ワインと相性がよさそう。

 

フェタチーズ

日本でも輸入食材のお店なんかで見つけられるかもしれません。

フェタチーズはギリシャ生まれのチーズで日本の漬物のようなチーズ。

伝統的な製法であるミルクの割合で作られており

羊70%:ヤギ30%

このミルクをレンネットで固めたあと、成形して濃い塩水漬け込んで熟成させる。

 

塩水に入っていたので表面に皮はできていない。

そのためフレッシュチーズみたいに全体がやわらかい。

すごくしょっぱいので食べるときには塩抜きしなきゃいけない。

 

 

豆腐じゃないよフェタチーズだよ

豆腐に見えるけど食感もポロポロ崩れる木綿豆腐みたいなのだ!水がでてこないから豆腐よりもサラダに使いやすいかもね。

けっこう美味しいんだけど、ヤギのお乳が入っているので独特のニオイがあるので苦手な人もいるだろう。

あの香りを風味と呼ぶ人もいて好きな人は好き。

エメンタールチーズ

スイスで作られるトムとジェリーのイメージの穴が空いた硬いチーズ。

クセがなくて食べやすく、淡白な味わいと木の実のような香りがする。

そのまま食べてワインを飲んで・・合います!

スーパーで買えば安いですね。

 

スカモルツァ

どちらも 2.89ユーロ(300g)

モッツアレラチーズのように作られるチーズだが、それをもっと水分を抜いたチーズ

白いタイプがプレーンタイプのビアンカ!

 

蒲鉾のような食感で味はあっさりしておりとミルク感が残る。

焼いて食べるととろけて糸を引いて美味しいのだ。

 

オレンジ色はアッフミカータ

コチラはビアンカを小麦のワラで燻製にしたもの。

桜チップなどよりも、燻製による強い香りがなくて食べやすいチーズ。

焼いて食べると、小麦のスモークした香りが活きてビアンカとはまた違った味わいになる。

 

おつまみチーズ

クリームチーズのおつまみを発見!

クリスピーブレッドスティックでクリームチーズをつけて食べるおやつチーズ。

クラッカーに挟まったものもある。

1.8ユーロ程度だ。

 

 

白カビチーズ

チーズに白カビをまとわせることで、白カビがタンパク質を分解して旨みを生み出す。

熟成させてくれるので熟成期間も短くて済むようだ。

表面からはマッシュルームのようなニオイがする。

 

クセがなくてとても食べやすいチーズで、ワインにも良く合いますね。

クリーミーで美味しくて、そのままでも焼いても美味しい。

カビ臭さはないし、食べても無害だ!

 

白カビは生きているので外側からどんどん中へと進行していくので、それにともなって味や香りが変化していく。

熟成が進むと内部はカスタード状になり、アンモニア臭が感じられるようになるので、食べ時は人によって好みが分かれることになる。

 

ブリ―チーズ

2.50ユーロと1.43ユーロ

価格のわりには小さいので大人のおつまみチーズと言ったところだろう。

でも200gもあるけどね!

 

1000年以上の歴史があり古くから作られているフランス原産の白カビチーズ。

ねっとりと柔らかいチーズ。

 

ブルーチーズ

青カビが生えたチーズはブルーチーズと呼ばれていて、その中の一種がゴルゴンゾーラだ。

独特の風味があってちょっと塩気が強いけど、ピリッとした刺激と旨みがあり、口に入れると唾液がでちゃう。

このカビ臭が苦手な日本の人は多い。クサイという人もいるな。

 

ゴルゴンゾーラ

カットしたゴルゴンゾーラチーズがパウチで売られている。

青カビによって熟成させたチーズで、中まで青カビが入り込んでいるのが分かる。

 

日本だとサラダにちょこっと乗っていたり、ドレッシングされていたりする。

1.8ユーロ程度でこんなに買えるなど、非常にうらやましい。

 

モッツアレラチーズ

水牛のミルクで作られたモチモチ食感のフレッシュチーズ!

イタリアでピザなんかに乗っている白いヤツ。

日本人の豆腐に当たる存在じゃないかと僕は思っている。

 

100gが5つ入って、2.29ユーロだと!!

なんだそれはすんごく安い。

まさに豆腐のような価格ですね。

 

お高いけど本格派

お手軽個別包装だけじゃなく、ちゃんとした塊でも売られている。

ちょっと高いけど食品メーカーが作ったんじゃなく、チーズ職人が作ったのだろう。

もちろんチーズ専門店も存在するので、パーティや特別な日にはそちらで買うだろう。

 

まとめ

スーパーと言えどチーズの品揃えは驚きを隠せない。

こういったものはやはり食べないとわからない。

 

もし、観光にイタリアへ行ったなら食料品売り場へ行って買ってみるのもいいと思います。

小さなサイズをいろいろ試すことで多くのチーズに触れることができる。

 

 

最近は通販で世界中のチーズに触れ合うことができる。

現地に行かなくても食べることも可能だ。

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