イタリアのスーパーマーケットに買い物に行ってみました。
今回はパスタ編です。
さすが本場と言える品ぞろえやパスタの種類。
日本との違いを食料品売り場を見ることで見つけてみましょう。
生パスタコーナー
チーズなどの横に生パスタコーナーを見つけることができました。
生パスタは文字通り小麦粉から練り上げて成形しただけなので、乾麺とは異なった食感のパスタになります。
イタリアだけに種類も豊富です。
イタリアの生パスタは日本のレストランのようなモチモチという感じではないですね。
粘り気はなく非常に美味しいです。
どれも安い
食べやすさが人気のショートパスタはご家庭でよく食べられているパスタで、私たちが思っているスパゲッティはそれほど登場することはありません。
日本では見ないネジネジの生パスタ・フジッリ
貝型のパスタなんかもあって、こういったタイプはソースだけじゃなく、スープに入れてもよく合います。
使い勝手が良くて美味しい主食です。
ちなみにネジネジのパスタは日本人が一番好きな触感じゃないかな?と勝手に思う。
ニョッキもパスタのひとつ
ジャガイモと小麦粉を練ったパスタがニョッキです。
モチモチ触感が美味しくて、ジャガイモのせいで食べ応えもあります。
ニョッキの上には華のような形をしたパスタ・カペレティです。
リコッタチーズとほうれん草のペーストが入っていてすごくうまい。
ラビオリ
シート状になったパスタに具材を挟み込んでカットしたものがラビオリですが、このように出来たものが売られています。
中身
アスパラガスとアーティチョークの2種類が売られていました。
花のつぼみが食べられる植物がアーティチョークですが、ヨーロッパではおなじみの食材です。
これらとリコッタチーズが入っています。
茹でるだけであとはソースに絡めて終了のお手軽さが人気です。
ちなみに僕はアスパラガスとリコッタチーズのラビオリが好きです。
独特の風味があり食べ応えもあります。
乾燥パスタ
さすがにイタリア!乾燥パスタの種類も非常に豊富!
そのうえ安い。
500gも入っているのに0.39ユーロ(約48円)で買えてしまう。
平面
フェットチーネと呼ばれる平麺です。うどんの乾麺なんかに似ています。
濃厚なソースと相性がいいですね。
フジッローニ?
その右隣はネジみたいなパスタ・フジッリの馬鹿でかい版
フジッロニというようです。
乾燥した状態でこのサイズなので、茹でるとウインナーくらいになりそうな気がします。
どんなソースに使えばいいんでしょうか?
ディタリーニ(Ditalini)
マカロニをさらに細かく刻んだようなパスタ。
かなり小さいからスプーンで食べることになるだろう。
スープなんかにも向いている。
ペンネ
さすがに日本でもペンネは広く知られている。
日本で出会うとあんまり美味しくないんだが、イタリアのレストランで食べるとすごくうまい。
ちょっと硬めの触感と中にソースが入り込んで絶品!
カラマラータ
ものすごくデカいリング状のパスタ。
カラマラータという名前ですが、イタリア語のヤリイカを意味する言葉
「Calamari(カラマリ)」から来ています。
どうやらヤリイカを輪切りにしたような形なのでという名前が付いているとのこと。
さらに食べるときはイカと一緒に調理して使われるとのこと。
非常に気になる!
マファルデ
リボンみたいなパスタで両サイドがひらひらしている。
ラグーソースやミートソースのような濃厚なソースが絡みが良くて相性がいいらしい。
日本で見たことないパスタ。
グルテンフリー
イタリアと言えばピザにパスタ、フォカッチャやパニーニ。
小麦粉で作られた様々な食べ物があふれている。
が!しかし!残念なことにアレルギーの人がたくさんいるらしい。
欧米ではこういった人が増えている。
- セリアック病
- 小麦アレルギー
- グルテン過敏症
- グルテン不耐症
麦類に含まれるタンパク質「グルテン」によって免疫が過剰に反応して様々な症状を引き起こすというもの。
グルテン無し表示
このように小麦たんぱくのグルテンをアレルゲンとする人のためにパスタなどにはグルテンフリーのものが作られている。
日本人はグルテンアレルギーは比較的少ないので知名度も低い。
食べた印象としては、
「食感が少しボロっとするというか・・弾力が弱くなったパスタ?」
くらいの感じでそれほどまずいと言うこともない。
イタリアで驚いたのは思ったよりもセリアックの人が多いということ。
こういったグルテンフリーのパスタや米でできたせんべいみたいなものを食べたりしていた。
他の人とはシェアできないし、この国でパンやピザ、パスタの自由を奪われるのは非常に厳しい。
グルテンフリー売り場
グルテン無しのパスタ売り場が設けられており、たくさんの種類が存在する。
グルテンの分を何かで補っているのか?ほうれん草やトマトなど練りこみ物が多い。
価格は若干高く設定されているが、日本で買う普通のパスタよりもまだ安い。
もちろんアレルギー関係なく色どりの良さなどでも普通に使われるパスタ。
隠れグルテン
ちなみにグルテンは添加剤として使われることが多く、とろみを出したり、もちもち食感を生み出したりすることができる。
そのためハムやウインナーなど加工肉食品のつなぎなんかでも使われる。
グルテンアレルギーの人は小麦製品だけではなく、こういった添加物としても気をつける必要がある。
意外にも醤油にグルテン
醤油は海外でも簡単に見つけることができるが、意外と大豆だけじゃなく小麦も原料として含まれている。
そのためグルテンフリーの醤油が売られており緑のキャップが目印です。
グルテンフリー醤油の醤油ですが、サイズも小さいし何よりあんまり美味しくない。
日本人なら使ったときに
「あれ?醤油劣化してる?」
という感覚ですぐに気が付くレベルである。
まとめ
イタリアのパスタは種類が豊富で、ソースや気分によって選び放題だ!
ラビオリなんかはなかなか食べる機会がないので、うまく食べるチャンスがあればぜひおすすめしたい。
ちなみに生パスタは土産として持って帰るのは厳しいけど、乾燥パスタなら珍しいものを持って帰るのもいいかもしれません。