病気対策

おしっこの我慢は良くない!何度もなる女性は特に注意【膀胱炎】

海外で生活したときに困るのは、やはり病気です。
体調が悪いと勉強どころではありません。
場合によっては病院に行かなくてはなりません。

というわけで基礎知識として膀胱炎について勉強しましょう。
知っておけば一生役に立ちます。

 

膀胱炎ってなんだろう?

 

膀胱炎は女性が一生のうち50%の人が経験すると言われる感染症です。

尿を貯めるための臓器「膀胱」の粘膜に細菌が感染し炎症を起こす病気です。

一度発症すると、何度も繰り返すことがあり、予防するためにも知識を持っておいた方が良いでしょう。

 

 

膀胱炎の原因

膀胱炎は細菌による感染症です。
細菌は尿道を通って膀胱に侵入してくることによって起こります。

  • ブドウ球菌
  • 大腸菌
  • 連鎖球菌
  • セラチア菌
  • プロテウス
  • 肺炎桿菌
  • 腸球菌

これらの菌が原因菌ですが、その中でも大腸菌が原因菌の80%前後を占めるといわれています。
まれにクラミジアという性感染症の場合もあります。

通常これらの菌は多少侵入しても尿によって流されたり、体の免疫機能によって守られていますが、抵抗力が落ちているときだと膀胱まで侵入されてしまいます。

 

 

抵抗力が落ちるとき

下記のような状態にあるとき体は抵抗力が落ちて、感染症にかかりやすくなります。

  • 疲労がたまっている
  • ストレスがたまっている
  • 過度なダイエットをおこなったとき
  • 風邪をひいてしまった
  • 寝不足
  • 腰を冷やしてしまった

 

おしっこのガマンは良くない

膀胱の役割の一つである排尿は、尿道や膀胱に存在する細菌を尿で洗い流す役割があります。
ですが、さまざまな理由で尿意を我慢してトイレに行かないでいると、細菌感染によって膀胱炎になってしまいます。

また、我慢しているという状態は膀胱に尿がたまっているので内部は広がっています。
そのため粘膜は広がった状態です。
この状態が続くと血流が悪くなるため、感染症に対する防御力がさがってしまいます。

 

女性のほうがなりやすい

膀胱炎は圧倒的に男性よりも女性が鳴りやすい病気です。
理由としては、

1.女性のほうが男性よりも尿道が短い
これは物理的に菌が膀胱に到達する距離が短いということです。
距離が短ければそれだけ早く侵入可能です。

 

2.細菌感染のしやすさ
体の構造的に、女性は膣や肛門などが尿道付近にあります。
そのため、外部から細菌が侵入するチャンスが多くあります。

  • ナプキンの交換を怠る
  • 排泄後の拭き残し
  • 不衛生な状態で性交渉

このような状態が細菌に感染するリスクがあります。

 

膀胱炎の3つの症状

膀胱炎は、大腸菌や腸球菌などの細菌が性器から尿道を通って膀胱内に侵入して、そこで炎症が起こる病気です。
炎症が発生することによって様々な症状が起こります。

 

1.頻尿

おしっこをしてきたのに、またトイレに行きたくなってしまう。
これも膀胱炎の症状の一つです。
炎症によって膀胱が過敏になっているため、脳に向かって排泄を促すサインが送られているために生じます。

また、炎症が続いているので、残尿感や下腹部のモヤモヤを感じるようになります。

 

2.痛み

排尿時に痛みを感じるのも特徴です。
膀胱の粘膜が炎症を起こしているので排尿することが刺激となっています。

痛みは排尿が終わるときに焼けつくような感覚、ジンジンするような痛みがあります。
原因としては尿を出し切ったため、膨らんでいた膀胱が風船のようにちいさくなり、炎症部分の粘膜と触れ合うで起こります。

炎症が尿道全体にも及ぶようになると、排尿をし始める際にも痛みが起こります。

 

3.尿の色の変化

細菌によって膀胱の内部は炎症が起こっています。
そのため細菌と戦った白血球の残骸が尿に出てしまうため尿に白いモヤのようなものが出ることがあります。
尿のニオイがきつくなる場合やひどくなると出血して血尿が出てしまうこともあります。

 

膀胱炎から腎盂腎炎になることも

膀胱炎がひどくなると、膀胱から細菌はさらに尿管を登って腎臓にいたって炎症を起こします。
これが腎盂腎炎(じんうじんえん)です。

急性の腎盂腎炎の場合
膀胱炎の症状が1~2日続いた後

  • 高熱が出てる
  • 背中や腰に強い痛み
  • 吐き気
  • 下腹部に痛み
  • 脱水症状

このような症状が起こります。この場合、すぐに病院に行きましょう。
放置すると腎不全を起こす可能性があります。

 

膀胱炎の7つの予防法

健康でなければ勉強も遊びも楽しむことはできません。
膀胱炎にならないことが一番大切です。
予防的な生活習慣を見つけましょう。

 

1.おしっこを我慢しない。

おしっこのガマンは尿道の細菌を押し出せないし、膀胱の粘膜の抵抗力が落ちていきます。
尿意を感じたらトイレに行こう!
もっとも簡単なことです。

 

2.疲労やストレスをためない

過労やストレスは体の抵抗力が落ちます。
膀胱炎以外にもさまざまな病気の原因となります。
こんなものは貯めちゃダメ!

 

3.便秘にも注意しよう

便秘になると大腸に長時間、うんちがとどまることになります。
そうすると大腸菌が大量に増えます。
そのため排便したとき通常よりも大腸菌がたくさんできてきます。
これは感染のリスクが高まります。

 

4.トイレでは前から後ろへ

女性に言えることですが、尿道、膣、肛門は近い位置にあります。
排便した後は必ず、「前から後ろに」拭くようにしましょう。
大腸菌は常在菌のひとつなので肛門には絶えずいます。

 

5.水分をたっぷりとる

あまり自覚がなくても、熱帯の地域ではたえず汗をかいており水分はどんどん失われています。
そのため尿の回数も少なくなります。
水分を取らないと尿を作ることはできません。

なりかけたかも?と感じた場合も積極的に水分を取りましょう。
尿を作って菌を押しながしてしまおう。

 

6.いつも清潔

ナプキン、タンポンはきちんと取り換えましょう。
菌の温床となる可能性があります。
また、セックスの前にシャワーを浴びることは重要な予防になります。
終わった後に排尿するとなお良いでしょう。

 

7.下腹部を冷やしちゃダメ

下腹部を冷やすと血流が悪くなるため、菌に対する抵抗力が落ちてしまいます。
クーラーなどによって足から腰を冷やしてしまうことも考えられます。
長距離のバスなど気を付けるべきです。

 

治療方法

抗生物質を3~5日間のみます。

通常1~2日間で症状はよくなり、3~5日間の治療で治癒します。
菌の種類によっては抗生剤が効き辛いこともあり、薬の種類を変えることもあります。

 

薬を用意しておく

どんなに気を付けても病気になってしまう時は必ずあります。
海外で病気になったときの不安やリスクは計り知れません。
病院にもなかなか行きにくいでしょう。

常備薬として抗生物質は日本では処方箋がないと入手することは難しいです。
しかし、海外に行く場合に備えとしての薬はかなり重要事項です。

 

個人輸入代行でお薬を買う

そのため輸入代行という方法で薬を買うことをお勧めします。
僕はオオサカ堂という個人輸入代行を使いました。

難しい書き方をしてありますが、ネットショッピングと同じです。

配送先が海外なので多少到着まで時間がかかりますが、安くさまざまなモノを買うことが可能です。

 

 

メテナミン

 

内容量1箱 28錠
用法成人:1日2回

膀胱炎になってしまったときの抗菌薬です。
メテナミン馬尿酸を主成分とし、抗細菌・抗バクテリア作用を示す抗生物質の一種です。
膀胱や腎盂など尿路に大腸菌などの細菌が混入した際に生じる尿路感染症を治療するお薬です。

 

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