飛行機に乗る際には、客室内への液体の持ち込みに制限があります。
持ち込んでいいものと悪いもの、どのように制限をクリアするかをちゃんと理解しておきましょう!
ルールに乗っ取って持ち込みをしない場合には、持ち物が没収されてしまいます。
没収物はそのままゴミ箱に行くので、後から返してくれませんし、保管もしてもらえません。
お願いするのも無駄なのでやめましょう!
液体の持ち込み制限をする理由
主な理由はテロ対策です。
様々な薬品や液体を機内で混ぜ合わせることで爆弾を作ろうとした例があり、それを防ぐために行われています。
飛行機を利用する私たちも爆弾は困るので、持ち込み制限に対して反論の余地もないですね。
そのため厳格なルールにのっとった検査が行われています。
必要なものだけ客室内に持って行こう!
旅行の際には危険物でなければほとんどのモノを持って行くことができますが、客室内に持ち込むものには制限があります。
客室内で必要ないモノはスーツケースに入れて預け入れ荷物とすれば大丈夫です。
もちろんスーツケースに入れても持って行けないものはありますが・・また今度。
液体の持ち込み制限
液体物は制限はありますが、持ち込めないわけではありません。
3つの制限をクリアしていれば大丈夫!
クリアできないものはその場で破棄される。
返却はされないし、回収も不可。
制限をあらかじめ理解しておく必要があります。
100ml以下の容器
あらゆる液体状のものは100ml以下の容器に入っていることが条件です。
容器はこのようなボトルでもチューブでも形状は関係ありません。
容器のサイズがオーバーするようなら詰め替えるようにしましょう。
- ヘアジェル
- 歯みがき粉
のように粘度があっても液体という考え方なので旅行サイズにする必要があります。
中身の量が多い少ないは関係ない
チューブ容器(120ml)に
ボディクリームが70ml残っている
このような場合でも容器が規格外なのでダメです。
中身の量ではなく、容器が100ml以下のサイズである必要がある。
ブラスチック袋に入れる
袋の条件
- 容量1L 以下のサイズ
- 透明なプラスチック製
- ジッパー付きで開封可能
- 四辺の合計が80cm以下
この条件なのでほとんどジップロックの袋でしょ?と言っているようなものです。
この中に先ほどの100ml以下の容器を入れちゃいます。
マチ付きタイプは容量が1Lを超えてしまうので使えない!
おひとり様=1袋まで
ジップ袋はひとりに1袋だけとなっています。
袋のサイズ的にもそれほどたくさん入るものではないので、家族で旅行の際には各自で液体入れを用意しましょう。
注意ポイント
中の容器が一杯で、口が閉まらない場合、密封できません。
その場合、密封できるまで、容器を何個か破棄することになります。
100ml以下の容器を入れて、袋の口が閉まる量で収めよう。
どこまでが液体になるのか?
液体の機内持ち込みはあきらかに液体のものは対象とわかりますが、私たちが
「液体という認識でないもの」
も対象となるので注意が必要です。
いくつか気になるものだけ抜粋してみました。
スキンケア用品
化粧水や乳液なんかは液体と言えるので制限物と理解できます。
ジェル・乳液・ペーストなど粘度があっても液体に近いものもダメです。
- 日焼け止め・整髪料・ジェル状のリップ
- ハンドソープ・歯みがき粉
- マスカラ・洗顔料・マニキュア
- 液体のり・入れ歯安定剤
「振って揺れるものは液体」という認識でもいいと僕は思います。
食べ物
食べ物を持って行かないと思いますが、機内で食べるつもりだったり、調味料なんかをポケットに入れていた場合、液体なので持ち込み制限になってしまいます。
- 味噌やジャム
- マヨネーズ
- ゼリー・プリン
- アイスクリーム
この程度ならジップロックの袋に入れてしまいましょう。
ですが、特に気をつけたいのがお土産ですね。
液体だった場合、多くの場合セキュリティーゲートで没収されてしまいます。
スプレー缶
- スプレーはガスが入っているタイプ
- プッシュボトルで霧状に噴射できるタイプ
これらがスプレー扱いです。
スプレーってガスが入っているし持ち込み不可に感じてしまいますが、化粧品や医薬品は持ち込みが可能となっています。
化粧品類と医薬品類
髪や顔、身体など皮膚に直接スプレーできるものが持ち込み可能です。
- ヘアスプレー
- 制汗スプレー
- 日焼け止めスプレー
- 虫よけ
- 殺菌・消毒用アルコールスプレー
- シェービングフォーム
- 美容スプレー(アベンヌ的なもの)
- 水虫スプレー
など、必要性がありそうなものは許してくれているようです。
もちろん、持ち込みルール内の量になります。
スプレーの3つの条件
100ml以下のサイズ
スプレーは液体扱いなのでけっこう小さめのスプレー缶の製品でないとダメですね。
キャップがしてある必要があります。
「荷物の中で勝手に噴射弁が押されない」ための対策です。
ジップロックの袋に入れなきゃいけません。
液体なのでジップ袋に!
キャップがあるので若干袋の中で幅を取りますね。
そのスプレーはダメ!
旅行に持って行けない
- 酸素スプレー
- 塗料のスプレー
- 催涙スプレー
これらはスーツケースに入れておくのもダメ!
機内もダメなので旅行に持って行くことはできない。
意外と酸素缶はダメなので、海外で登山予定の人も持って行けない。
スーツケースに入れたら大丈夫
- 防水スプレー
- 静電気防止スプレー
機内には持ち込めませんが、スーツケースに入れておけば大丈夫です。
各航空会社で一覧表を作ってくれています。
詳しくは下記を確認
見るだけでわかる動画
スプレー類は複雑で分かりにくいルールが存在します。
下記の動画がわかりやすく説明してくれていたので貼り付けておきます。
詳しく知りたい場合は見ておきましょう。
袋に入れなくてもいいものがある
液体やスプレーでも一部のモノだけ、透明プラスチック袋に入れなくても持ち込みが可能なものがあります。
医薬品が液体の場合
- 液体タイプのお薬
- 喘息の吸入器
- コンタクトレンズの保存液
こういった液状の薬に関しては、搭乗する際に必要な分量は袋に入れなくてもいいけれど、条件があります。
- 処方箋の写し
- 病名等がわかる医師の診断書等
こういった証明できるものが必要となる。
もちろん日本語で書いてあるから、帰国の際などは英語で説明できる必要が考えられます。
入りきらないとき以外は、ジップ袋に入れてしまうほうが手間がないだろう。
コンタクトレンズ保存液
医薬品扱いなのでルールでは申告が必要です。
でも新品で未開封の必要があったり、申告の手続きの方がめんどくさいのでジップ袋に入れてしまうようにしましょう。
経験上では、袋に入れなくても通過できたりしますが。
お国柄によりますね!
ベビーフード・ミルク
乳幼児が一緒に搭乗する場合にのみ、袋に入れずに機内持ち込みが可能となっています。
まとめ
飛行機に乗る際には液体物は基本的にはスーツケースに入れるべきものですが、客室内に持って行くにはジップロックの袋に入れる必要があります。
それほど容量は大きくないので、必要最低限にするようにしましょう!
ジップロック・フリーザーバッグMが丈夫さサイズ共にお勧めです。