海外旅行に行って体調が悪くなるなんてことはよくある話です。
海外にも薬局はあるので買うことができますが、英語で自分の症状を説明する必要があったり、薬の強度が日本人に合わないこともあります。
そんな時に役に立つのは常備薬です。
あらかじめ用意しておく必要がありますが、いったいどんなものを持って行くべきなのでしょうか?
また、どんな時に使うものなのか考えてみましょう!
鎮痛剤
旅行の際中に痛みがあったら、どんな楽しい予定も楽しむことはできません。
- 頭痛
- 神経痛
- 歯痛
- 生理痛
どれが起こっても非常に困った状態です。
人によって相性があるので、自分がいつも使っているものを用意しておきましょう。
痛み止めはやはり常備薬として用意しておくべきものですね!
注意ポイント
鎮痛剤は副作用として胃腸を荒らす可能性があります。
空腹時に服用しないようにしましょう。
風邪薬
旅行中は時差や寝不足になったり、異国の食事やクーラーがきつすぎたりとコンディションの悪化から風邪をひいてしまうことがあります。
限られた時間で旅行に来ているので、多くの人が強引に予定をこなそうと考えるでしょう。
風邪薬は症状を抑えることができるのでなんとか数日しのぐことができます。
もちろん飲んで治るわけではないので時間稼ぎになりますが・・・
風邪薬を使ってしっかりと休む時間をとることで場合によっては大幅に体調が改善したりします。
風邪薬はあまり安いものにしないように!効き目が全く違います。
胃薬
旅行中はテンションも上がり飲みすぎ食べ過ぎたりしてしまいます。
普段食べないものや強烈に辛い物、揚げ物など胃腸への負担はどうしても増えてしまいます。
胃腸は非常にデリケートな器官なので、疲れや寝不足、ストレスなどでも素直に反応し胃に痛みを感じることになります。
胃薬はかなり重要です!
ものすごくたくさん種類があるので、普段から相性の良いものを見つけておくようにしましょう。
また、鎮痛剤は副作用で胃痛になる可能性があります。
胃薬は少し多めに用意しておく方がいいと思います。
僕の愛用
コレが一番効果があると感じる。
胃の不調を感じたらためらわずに飲むのだ。
下痢止め
水や食べ物に当たったり、脂っこかったり、辛すぎたり様々な原因で旅行中に下痢になることは胃痛と同じくらいよくあることだと思います。
おなかがゆるゆるすぎてトイレから遠くへ行けないといった状態になると、出かけることができません。
下痢止めを用意していきましょう。
場合によっては移動中などに腹痛になることもあります。
水なしで飲める下痢止めなんかも便利かもしれません。
下痢を止めないほうがいいときもある
下痢でも食中毒のように体内に細菌が入ったことによる下痢は、身体に入った細菌を押し出すために起こっています。
こういった場合には下痢を止めてしまっては逆効果です。
吐き気や発熱なども同時にもよおしたりするので、原因をよく考えてから下痢止めを飲むか決めるようにしましょう。
気をつけよう
下痢は体内の水分が大量に流れ出ることになり、脱水症状を起こすことがあります。
夏場なんかは非常に危険なので、下痢だから飲みたくないかもしれませんが、水分補給をしなければいけません。
酔い止め
車酔いや船酔いなど揺れによって酔ってしまい体調が悪くなることがあります。
海外に行くと道の舗装が悪くて、思ったよりも車内が揺れることや、強烈なニオイの芳香剤によってやられてしまうこともあります。
人によっては飛行機でも酔ってしまう場合があるので、酔いやすい人は酔い止めの用意はしておいた方がいいでしょう。
乗り物酔いのツボ
抗アレルギー薬
花粉症などでお世話になることが多いんじゃないでしょうか?
こういったときに服用する薬は抗アレルギー薬といって、自分の免疫の過剰反応によって引き起こされる症状を抑える薬です。
意外と活用の幅が広く、僕は持って行くべき常備薬として考えています。
花粉症
花粉症はスギ花粉だけじゃなく、どんな種類の植物の花粉でも人によっては反応してしまいます。
国が変われば花粉も変わる。
日本では花粉の時期じゃなくても国が変われば花粉症になるかもしれません。
くしゃみや鼻水、目のかゆみと不快感はご存じの通り。
動物アレルギー
犬や猫の動物アレルギーは良く聞く話ですが、海外で日本にはいない動物と触れ合うこともあります。
意外とその動物にアレルギーを起こすことも考えられますね。
動物アレルギーのアレルゲンは
- 動物の毛
- フケ
- 唾液
- 体液
- 糞尿
などが原因となります。
くしゃみ、鼻水や目や皮膚のかゆみなどの症状が起こります。
食物アレルギーに効く
海外ではよくピーナツアレルギーで死にかけたりしますが、日本のそばアレルギーみたいなものですね。
食物アレルギーは食べることによってアレルギー反応が起こるのですが、食べて30分程度という結構早いうちに症状があらわれます。
食べ物ならどんなものでもアレルギーが起こる可能性があります。
海外旅行に行くと食べたことないものや知らないモノが料理に入っていたりします。
そうした場合、自分でも知らないアレルゲンによってアレルギー反応が起こって非常に困る場合があります。
さまざまな症状が出ますが、
- 顔が腫れる
- むくんだり
- じんましん
- おう吐
- 下痢
- 咳
- 喉がイガイガ
- 湿疹
抗アレルギー薬によって症状を抑えることができます。
こういった症状は眠れなくなるほど苦痛を感じることになるので、ちょっとでも用意したほうがいいと思います。
抗アレルギー薬を用意しておこう
アレジオンやアレグラなど薬局で購入しておくと良いでしょう。
効果は同じようなものですが、効き目は個人差があるので自分に合ったものを準備しよう!
1日2回
1日1回
かゆみ止め
かゆみが強いと楽しい予定も集中できなくなってしまうので、かゆみ止めくらいは用意しておきたいものです。
小さいもので良いので塗り薬を用意しておきましょう。
- 蚊
- ダニ
- ノミ
- 毛虫
- ムカデ
ヨーロッパは毒はないですがサソリもいるので、刺されたらムヒ使えるかもしれませんね。
掻いてばかりいるとその部分を掻き崩して、化膿することもあるので少し値段が高いかゆみ止めを持って行くようにしましょう。
絆創膏
ちょっとしたケガをした程度なら放置すると思いますが、意外と止まらないときには血液をこぼしたり、服に血がついてしまったりします。
止血というよりは周りを汚さないように用意しておくと便利です。
また、靴擦れしてしまったときには非常に役立ちます。
湿潤治療
近年ではモイストヒーリングといって傷口を乾燥させないで治療するタイプのモノが売られています。
メリットは早く治ること傷が残りにくい、細菌が入りにくいなどです。
年齢を重ねると傷の治りが遅くなり、高確率で傷跡が残るようになります。
女性は特におすすめなので持って行きたい。
鼻炎薬
鼻炎薬は必要なさそうに思えますが、鼻水が止まらないときってないですか?
海外では多くの人が鼻をすする音を不快に感じており、我慢している方が迷惑で鼻をかむ音は嫌がられていません。
大いに鼻をかんでもいいですが、旅先なので必ずティッシュが足りなくなってしまいます。
こんなときに鼻炎薬で鼻水を止めて旅行を楽しみましょう。
抗生物質
海外旅行では長時間座って過ごしたり、トイレが見つからなかったり行くことをためらうようなシーンがよくあります。
こういったときに心配になるのは膀胱炎です。
膀胱炎になったことがある人は、疲れたときなどに度々経験するでしょう。
違和感を感じたらたっぷりと水分を取り、抗生物質を飲むのが効果的です。
しかし、抗生物質の購入には医師の処方箋が必要となるため、海外であっても購入は難しいです。
(だたし、国によっては薬局で買えますよ。)
旅行の常備薬として手元に用意しておくことをおすすめします。
また、傷口から菌に侵入されたときに化膿してしまった場合にも役立ちます。
参考
一部の人は持って行こう
すべての人は対象にならないが、必要な人は持って行くべき常備薬。
便秘薬
旅先での食事の変化は顕著に胃腸にあらわれるので、便秘気味の人は便秘薬や整腸剤などを用意してもいいかもしれません。
特に長期の旅行の場合には、苦しくなってくるでしょう。
整腸薬
外食が続いたり、肉をたくさん食べる、野菜が不足するなど旅行中の食事は偏ってしまうこと間違いなしです。
そのためおなかが張ったり、おならが出て仕方ない、ウンチが緩くなるなど薬を飲むほどじゃないけど不快な状態になったりします。
整腸薬は主に乳酸菌などが主成分で腸内環境を整えることができます。
余裕があるなら持って行くと快適に過ごせるんじゃないでしょうか。
水虫の薬
水虫の治療は継続することが大切です。
旅行期間中でも水虫の薬は塗りづづけるべきです。
高温多湿の国へ旅行すると急速に悪化する可能性があります。
塩酸テルビナフィンで1日1回で済むし、かゆみ止め成分があるのでかゆくない。
まとめ
常備薬は人によっては必要ない薬もありますが、少量でもさまざまなモノを用意しておくといざという時に助かると思います。
特に胃腸薬や鎮痛剤は必ず持って行きたいものです。
意外とじんましんなんかも我慢しがたいので、抗アレルギー薬は最低2回分くらいのはあった方がいいと思います。