あまり知られていませんが、日本のパスポートは世界最強と言われています。
パスポートランキングで1位になったのだ。
これはビザなしで渡航できる国・地域の数の多さを国別に比較したランキングで、日本はじりじりとらランクアップして遂に190か国に達しました。
(「ビザなし」や「渡航してからビザの申請ができる」国や地域をカウントしたもの)
そもそもビザ(査証)とは?
パスポートは自分の国籍を証明するためのモノです。
ビザは渡航先で外国籍の人が入国するための許可証となっています。
そのため、旅行の前に必要な書類を提出し、ビザの申請を行って取得する必要があります。
なぜ審査するのか?
入国する人間が、国内に入っても問題ない人物かを調べる審査となっています。
何の目的で入国するのか?
観光なのか?移住するつもりなのか?働くつもりなのか?などを申請します。
それによってビザの種類が分かれており、滞在期間もビザによって最大何日が決まっています。
そのため逮捕歴や犯罪歴などがあると不適格とされて、ビザが発行されず入国はできない。となってしまったりします。
どの国も勝手に移民して欲しくないし、犯罪しそうな人も入国させたくないと考えています。
ビザがあってもダメなことも
ビザはその国の在外大使又は領事が発行してくれますが、最終的な入国を決めるのは、空港や港、国境検問所にいる入国審査官の裁量で決まります。
ビザがあっても入国審査官が
「入国するにふさわしくない」
と判断したら入国を拒否することができます。
ビザなしってどういうこと?
日本人の場合、多くの国でビザなしで入国することができます。
ビザがなくても入国できる国は、ビザ免除プログラムに参加している国や国同士で協定を結んでいたりします。
お互いの国でビザなしで入国できるようになるため、国の信用度が高くないと協定まで至りません。
ビザなしで行ける理由
日本人をビザなし入国させてもいいと思えるからビザなしが実現します。
経済協力など積み重ね
日本としての多くの国との良好な国交やさまざまな支援が国と国との信頼や信用性を高めています。
今まで多くの人達が積み重ねて作り上げた信用です。
海外で悪いことしないようにしましょう。
たくさんお金を落として欲しい
日本人は経済的な格差はあるが、下の方の人でもかなりお金持ちと言える。
日本は経済的に豊かなイメージがあるので、観光客をたくさん来てもらうことでお金を落として欲しいのです。
日本人は犯罪率低い
日本人が海外で犯罪を犯す可能性が低いこと。
不法滞在したり、勝手に移民する可能性が低いこと。
民度の高さ
日本人としての当たり前のモラルや国際的なイメージなどが親日を生み出しています。
日本人なら来てもらってもいいと思えるかは「ビザなし」へとつながっているんじゃないでしょうか?
オートマティック出入国管理
パスポートの信用度が高いと他の国との扱いも違います。
例えば、入国する際の審査
昔は、ひとりずつ滞在目的は?何日滞在?ホテルは?など質問されて、指紋や顔写真を撮られたものです。
そのため、非常に時間がかかりました。
しかし!最近はハイテク化してきたので、審査官との面談はなくなりました。
![](https://35saide.biz/wp-content/uploads/2019/12/gate.png)
自動改札機のような機械のスキャナーにパスポートをのせて、カメラで顔認証です。
秒単位で通過できるようになりました。
限られた国の人だけ!
例としてイタリアです。
帰りの飛行機に乗るためエアチケットを握り、セキュリティチェックを終えた後、出国審査へと移動しているところですがとこのような看板が現われます。
Automated Border Control(自動出入国管理)
この看板の表示から通路にラインが引かれており、分けられるようになっております。
10か国?
あれだけでは良くわかりませんが、次は9カ国の国旗が現われます。
やはり他の国の国旗は名前がわかりませんね。
床にも表示
- アメリカ合衆国
- カナダ
- 韓国
- オーストラリア
- 日本
- ニュージーランド
- イスラエル
- 台湾
- シンガポール
今歩いている通路は自動出入国管理ゲートへと行くことができます。
実はこの案内は9つ限られた国の人は、出国の際の審査が機械によって行われるため、審査官と顔を合わす必要がありません。
パスポートを機械に通して、顔認証システムに顔を見せるだけです。
そのため、数秒の間に手続きは終わり通り抜けることができます。
もちろん行列など起こりません。
それ以外の人は大行列で出国管理ゲートに並び、一人づつ審査されます。
意外と少ない取得率
長きにわたる善行の積み重ねがパスワードを強くし、ビザなしで190か国に入国することができます。
また、セキュリティチェックや出入国管理でも簡単に通り抜けることができます。
他の外国人からうらやしましがられるそんな日本のパスポートですが、パスポートを持っている日本人はさほど多くないようです。
23.4%:およそ4人に1人という状況です。
多いと思うか少ないと思うかは見方によりますが、もっと多くの日本人が海外へと目を向けてもいいのでは?と思います。
偏りがある
パスポートを取得している人にも意外とかたよりがあります。
取得率は若いほど高くなっており、30歳未満の人だけで43.1%を占めています。
20代では女性の割合が多い特徴があり57.5%となっています。
まとめ
日本のパスポートはビザなしで190か国もの国へ容易にいくことが可能です。
出入国の際も日本のパスポートであるだけで、心証はかなり違っています。
これは日本人として生まれたことはかなり幸運です。
せっかくの世界最強パスポートを活用して、海外旅行をもっと楽しみましょう。