ちょっとしたお出かけや旅行の際には、天気は晴れの方が誰でも好きだと思います。
そんな日のお出かけに紫外線対策はしていますか?
日焼け止めを塗る人はたくさんいるでしょう。
さらに日傘や帽子を使う人もいるんじゃないでしょうか?
日傘は日光を防ぐのに有効
日傘や帽子は日光を直接防いでくれるため、紫外線対策に有効です。
日傘などは多くの場合、骨組みに対してポリエステルの布地を張り付けて作られています。
ポリエステルという繊維自体は紫外線を吸収・反射してくれるので何もしなくても86%ほど防いでくれます。
しかし、私たちは限りなく100%を求めているので、生地や傘にはUVカットの工夫が施されています。
そのため多くの傘には紫外線を99%以上カットするなどと表記してあったりします。
日傘には大きく2種類がある
- UVカット機能がずっと続くもの
- UVカット機能が衰えるもの
これらの違いは根本的な部分にあります。
UVカット機能が続くタイプ
このタイプの日傘は繊維に酸化チタンやセラミックなどを練りこんで糸にしてそれを生地にして日傘としています。
これらの素材は紫外線を吸収・乱反射するため日傘の下に紫外線が抜けてこないようになっています。
糸を作る段階で練りこんでいるので、チタンやセラミックが流れていったりすることがないので、効果がほとんど衰えることがないわけです。
UVカット機能が衰えるもの
衰えるタイプは傘の生地にUVカット加工が施されています。
- 布を染めるときに紫外線吸収剤を一緒になじませたもの
- 製品になってから紫外線吸収剤を吹き付けたもの
これらの加工は摩擦に弱いので、雨に何度もされされたり、閉じたり開いたりしてこすれたりすると紫外線吸収剤が剥がれ落ちてしまう。
当然剥がれた部分から紫外線がこぼれ落ちることになる。
このタイプは雨傘としての役割をメインに考えているタイプに多い。
日傘はメンテナンスが必要
上記のような理由から、新品の時はほぼ全ての商品が紫外線を当たり前のように防いでくれますが、実はずーーっと完璧に防いでくれるわけではありません。
汚れや紫外線吸収剤が剥がれたりするからです。
毎回でなくても定期的なメンテナンスがおすすめ!
お手入れ方法
雨傘も日傘も最近は多くの場合、晴雨兼用となっています。
基本的に構造は普通の傘とさほど変わりはないからです。
お手入れもほぼ同じと言えます。
簡単な流れ
- 汚れを落とす
スポンジに10倍に薄めた中性洗剤つけて軽く傘をなでましょう。
汚れを落とせます。 - すすぐ
傘に水をかけてしっかり洗剤を落とす - 乾燥させる
生地が傷まないように開いて陰干し
風通しの良いところで! - スプレーする
最も重要な作業!UVカットスプレーをする
UVカットスプレー
最近では顔や体にお出かけ前にスプレーするUVカットが当たり前ですが、衣類や生地用も存在します。
多くの人がメンテナンスなんかめんどくさい!と思ってしまいますがこれらならすごく簡単!
紫外線吸収剤を吹き付けるスプレーです。
布ならほとんどのモノに使えますが、白い布地には使わない方がいい。
UVカット&防水&防油
UVだけじゃなく防水までしてくれるタイプのスプレーです。
これは折り畳み傘やスニーカーなどを雨や紫外線、汚れをから守るのに効果があって手間がいらないのがおすすめポイントです。
使い方は簡単!
保護したい傘や帽子などにムラがないようにしっかりとスプレーするだけ!
大切なのはケチらず滴るくらいたっぷりと!
あとは風通しの良いところで乾燥するまで放置するだけ。
室内でスプレーしたりしないで、換気の良いところで作業しましょう。
UVカットだけのスプレー
使用目的によっては防水効果はいらないようなものもあります。
例えば、帽子やストールなど、若干汗などは吸ってほしいものです。
そのような場合、UVカットのみを付与するといいでしょう!
まとめ
最近は日傘であっても雨の日に対応しているし、雨傘でも日傘として使えるのでその境界線はあいまいです。
しかし、どちらにしてもケアをする必要があります。
生地に紫外線吸収剤を練りこんであるものでも、傘は私たちは守ってくれますが、傘の生地を紫外線から守ってくれる存在はありません。
汚れと水気は生地の劣化やカビの原因となるので、撥水&UVカットタイプのスプレーをして、汚れや紫外線から守ることで長持ちします。
お気に入りを長く使えるようにしましょう。